建築ができあがるまで・RC造

建築ができあがるまでの過程を紹介いたします。何もない状態から建築が完成に向かっていく様子を記述します。8ヶ月分を1ページにまとめるので長文になると思います。

1.地縄(じなわ)

完成する建物の外壁にあわせて地面にひもや糸を張ることを言います。この作業はまだ現場で工事にはいっていない時におこないます。地鎮祭(じちんさい)の前に行うことが多く、実際に現場で建物の位置を確認することができ、道路や隣の境界からのおおまかな離れを確認することができます。見やすいので白色のビニルひもを使用して作業を行うようにしています。

2.地鎮祭(じちんさい)

3.仮囲い

地鎮祭が終わると現場の周りの境界に沿ってフェンスやシートなどで囲いをします。現場の作業で発生するほこりが飛ばないようにしたり、現場の中に人が入ってしまうことを防いだりします。写真は白シートを使用しています。高さは1.8メートルです。

4.掘削(くっさく)

地面を掘ることを示します。この掘削の前に地盤改良を行う現場もあります。この現場では前面道路から1.5メートル程度で、関東ロームが表出するのでその深さまで掘削を行なっています。ショベルカーを用いて行い、掘り起こした土はトラックで処分場や仮置き場まで運び出します。

掘削高さや範囲を確認しながら作業します。

5.転圧・砕石敷き・防湿フィルム敷き

掘削が完了すると地盤面に機械で力をかけて転圧を行います。この作業により地盤面が固くなります。その次に砕石(さいせき)敷きをを行います。5cm程の厚みで砕石を敷き、敷き終わった後にも転圧を行います。砕石を敷き終わると防湿フィルムを敷いていきます。これは建物ができあがってから、地面から湿気が上がってくるのを防ぐために行うものです。フィルムは二重に敷き、継ぎ目はテープなどで固定しておきます。継ぎ目の固定を行わないと風でフィルムがあおられることがあります。

6.捨てコン

防湿フィルムの上にコンクリートを打設していきます。これは「捨てコンクリート」と言い、略して「捨てコン」と呼んでいます。こちらも厚みは5cmで構造としての意味はありませんが、のちの「墨出し」の作業で非常に重要になります。こ

コンクリートを打設した後は現場がこれまでの「土」の地面から「コンクリート」の地面になるので足元が整い、一度ホッとする瞬間であります。

7.墨出し(すみだし)

建物の基準である「通り芯」と壁のラインに合わせて地面のコンクリート面に「墨で」線を描いていきます。

雨天で水により見えにくくなる場合があるので線はできるだけはっきりと分かりやすく描くようにしています。

8.基礎型枠

建物の基礎部分にコンクリートを打設するための型枠です。黄色のパネコートという板を使用して施工します。